二宮和也さん主演のTBSの日曜劇場ドラマ「マイファミリー」(日曜後9・00)は好スタートを見せています。
作中で、元刑事で鳴沢夫妻の友人東堂(濱田岳さん)の妻を演じることになった珠城りょうさんは元宝塚のトップスター!
その魅力に迫ってみたいと思います。
珠城りょうプロフィール
まず、珠城りょうさんの生年月日、出身地、経歴を簡単にご紹介します。
- 生年月日―1988年10月4日
- 身長―172cm
- 血液型―B型
- 出身地―愛知県蒲郡市
- 経歴―2006年宝塚音楽学校入学・08年宝塚歌劇団に94期生として入団、16年月組トップスターに就任、2021年8月退団
- 2022年芸能事務所ケイパークに所属
天海祐希に継ぐスピード出世
珠城りょうさんは入団9年目で月組トップスターに就任しています。これは天海祐希さんに継ぐ異例のスピード出世です。
新人公演で5度の主演を務めていて、若手の時から注目されていました。受賞歴も4度あります!
- 2014年「宝塚歌劇団年度賞」2013年度新人賞
- 2015年「宝塚歌劇団年度賞」2014年度努力賞
- 2018年「阪急すみれ会パンジー賞」2017年度男役賞
- 2020年「宝塚歌劇団年度賞」 – 2019年度優秀賞
歴代トップスターの中でも大人気
宝塚出身で今も女優として大活躍している俳優さんはたくさんいます。
その中でもトップスター、いわゆる男役を演じていた女優さんで有名なのはなんといっても天海祐希さんですね。
天海祐希さんも月組でした。最近の月組歴代トップスター人気ランキングで1位に輝いていますが、2位に名を挙げているのが珠城りょうさんです。
珠城りょうの男役の特長はズバリこれ!
珠城りょうさんは172cmと高身長で、体格も女性として肩幅もありはどっしりしています。
宝塚の舞台では娘役をリフトするシーンもけっこうありますが、その安定感は評判でした。
さらに殺陣や銃を扱ったシーンでは、その精悍さは観客を魅了しました。武器ジェンヌと呼ばれていたとか…。
宝塚の男役は皆がみんな体格が良いわけではありません。
アイフルのCM「そこに愛はあるんか?」でおなじみの大地真央さんは身長166cmで女性としては高いほうだけど骨太という感じではないですね。
個人的に好きな女優の真矢ミキさんも元宝塚トップスターです。真矢さんも身長は166cmで大柄ではないです。
所属事務所ケイパークとは
珠城りょうさんは宝塚退団後、ケイダッシュの関連会社ケイパークに所属。ケイパークには渡辺謙さんを父、杏さんを妹に持つ渡辺大さんも所属しています。
現在は渡辺大さんと珠城りょうさんが2枚看板というかんじ?
ケイパーク公式サイト
珠城りょうのへの期待
宝塚トップスターは退団後、女優として活躍するのは大変だという意見を多く聞きます。
舞台女優として活躍している元トップスターは案外多いと思いますが、テレビや映画で…となると限られてくるのも事実です。
宝塚トップスターが女優業で苦戦する?
宝塚は現在花組・月組・雪組・星組・宙組の5つの組があります。(別に専科もある)
退団後はそれぞれの道に進みますが、やっぱり芸能関係が多いようです。舞台やミュージカルの道をメインに今でも活躍している元トップスターも数多く存在します。
ただ、テレビや映画で有名になる人は案外少ないな、というのが正直な感想。それは昔から思ってました。
幼い頃、祖母に連れられて東京公演をよく観に行きました。当時は鳳蘭さんや汀夏子さん、安奈淳さん、榛名由梨さんの黄金期。
ベルばらが初公演のあたりです。(「ベルばら四強」と呼ばれていました)
それぞれの退団後はこちら。
- 鳳蘭さんはミュージカルや演劇を中心に活動
- 汀夏子さんはコンサートやディナーショーを中心に、テレビ、ラジオ、講演などタレントとしても幅広く活動
- 安奈淳さんは舞台、テレビドラマで活動していましたが膠原病の一種で療養を余儀なくされ、現在はシャンソン・ジャズ歌手として活動しています。
- 榛名由梨さんも演劇舞台を中心に活動
「芸能」という範囲ではそれぞれが活躍していると言えますが、テレビという媒体での露出は多くはないので認知度では弱い気がします。
先述したように、天海祐希さん、大地真央さん、真矢ミキさんは元宝塚トップスターの中ではテレビや映画で成功した少数派といえるのではないでしょうか。
珠城りょうはどの道を進むのか
上記にあげた天海祐希さん、大地真央さん、真矢ミキさんは退団後三者三様の歩み方をしています。
天海祐希は別格だった
天海祐希さんは宝塚時代、通常10~15年かかると言われているトップスターの座を入団7年目で就任しました。これは異例のスピード出世です。
1995年に28歳という若さで退団しました。当初は舞台ではなくテレビや映画など映像にこだわっていたそうです。宝塚のイメージを払拭したかったのかもしれません。
171cmという高身長のため、女優として個性を出すのに苦労していました。今では格好いい女性というイメージで、女刑事や女弁護士といった役柄がピッタリですね。
大地真央はミュージカル女優でもスターに
大地真央さんといったら今はアイフルのCMの「女将さん」で若い人にも知られていますね。
ただ、個人的にですが彼女は退団後もずっと第一線で活躍しているイメージが強いです。ミュージカル女優に自然に転向できたケースでは?
大地真央さんの当たり役と評されている『マイ・フェア・レディ』のイライザや『風と共に去りぬ』のスカーレットは美しかった…。
真矢ミキは戦力外通告を受けていた
真矢ミキさんはいろいろな役をこなしてきていますが、『理想の上司』というイメージが強いようです。過去にアンケートでも上位に上がっています。
宝塚時代は、現在の姿からは想像できないと思いますが『ザ・男役』という程男臭い男役だったんです。
2003年に『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の女性管理官沖田仁美で登場したときはちょっと衝撃でした。
ジゴロやキザな男がピッタリだった真矢ミキが、色っぽい官僚になってる~っ!って…。
宝塚退団後、真矢ミキさんは大手芸能事務所に所属しますが、舞台やミュージカルを断っていたこともあって仕事に恵まれませんでした。
そしてついに戦力外通告を受けてしまいます。その頃、踊る大捜査線のオーディションを受け、見事復活を遂げたんですね。
珠城りょう直近の活動
珠城りょうさんの今後の芸能活動については『マイファミリー』に出演決定の他、4/30から1stコンサート「CUORE」が大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開催されます。
★ライブ配信あり⇒配信チケット特設サイトはこちら
また、8月~9月にかけて宝塚のOGによる公演の『8人の女たち』(サンシャイン劇場)に出演することも決まっています。
テレビドラマでの女優業、舞台、ライブと多忙を極めています。インタビュー記事を読むと、音楽が大好きのようです。今後もライブを続けていってくれそうですね。
また、男役として長年舞台に立っていて使う筋肉が違うともインタビューで仰ってました。女優として舞台に立てる体になることが目標だとか!
それは歌に関しても同じで、退団後はそれまでと違うキーでボイトレにも励んでいるそうです。
まとめ
珠城りょうさんはインタビューなどからも、とても謙虚な人柄であることが伝わってきます。
舞台や音楽ライブが本当に好きなんだな、と感じますが、オファーがあればいろいろなことにチャレンジしてみたいと豊富も語っていました。
宝塚時代はお化粧や服装も男性寄り(中性っぽく?)でしたが、退団後はメイクも女性らしくなって美人度アップですね。
宝塚のトップスターを5年努めていた実力派。テレビでの露出が全てではありませんが、テレビドラマや映画で活躍して欲しいなと思います。