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「わたしの幸せな結婚」実写化に対する否定的意見を客観的に分析してみた

娯楽・レジャー

アニメ化に引き続き実写映画が発表された「わたしの幸せな結婚」について。

 

ネット上では賛否両論入り乱れていますね。どちらかというと否定的な意見が多いようです。

 

元々、漫画原作の実写化が発表されるとしょっぱ~い意見が聞かれます。それはなぜか…?

 

「わたしの幸せな結婚」のあらすじと世界観

 

まず、簡単に「わたしの幸せな結婚」のあらすじを紹介します。

 

―あらすじ―

 

主人公「斎森美世」は異能を受け継ぐ名家の長女。しかし美世はその力を発現することなく成長します。

 

生母が亡くなり後妻となった継母と異母妹から、美世は使用人以下の扱いを受けていました。そこへ名門家の当主「久堂清霞」との縁談が持ち上がり、美世は追い出されるように斎森家を後にします。

 

美世は虐げられて育ったから自己肯定感がすごく低く、感情を表すこともないので暗い印象。縁談自体にうんざりしていた清霞は冷たい対応をしてしまいます。

 

でも実家に戻ることもできません。自分にできることといったら料理だけ…。美世は毎日料理を作り続けました。

 

初めは訝っていた清霞も、美世のことが気になり始めます。美世の生い立ちも知ることになり、2人は徐々に心を通わせて行くのでした。

 

実写化を否定する意見では、「わたしの幸せな結婚」では特に

あの世界観は出せない

と、そもそも実写化することをよく思っていない人が多いです。

 

「わたしの幸せな結婚」の舞台は明治後半から大正を思わせる古風な時代。そして特殊な能力(異能)を持つ人々が登場します。

 

美世の生家もその血を受け継ぐ家門で、清霞は特に強い能力を持っているという設定。多分映画でも清霞が異能を使うシーンがあると思います。

 

その清霞の人物像も、全体的に色が薄くほっそりとした容姿を持つ『男性とは思えない儚い美しさ』と描写されています。

 

漫画実写化を反対する声で、なんといってもトップにあがる理由が原作の世界観が壊されるというもの。まさにこの作品でも当てはまります。

 

 

漫画・アニメの原作ファンが実写化を嫌がる理由

 

「わたしの幸せな結婚」に限らず、アニメや漫画の実写化が発表されると原作ファンからは厳しい声が聞こえます。

 

原作ファンが実写化を反対する理由は主にこれ。

 

  1. イメージ通りの配役が期待できない
  2. 世界観の再現が期待できない
  3. 原作の無理な改変
  4. 過去に成功例が少ない

 

キャスティングにげんなり?

 

①のイメージ通りの配役が期待できないというのは、どのジャンルにも言えます。異世界ファンタジー作品も恋愛作品も、どうしても二次元でのイメージが払拭できませんからね…。

 

原作の世界観は壊されると思うべし?

 

過去に実写化の失敗例と言われる作品は数多くあります。最たるところではドラゴンボールでは…。進撃の巨人も酷評されました。

 

ファンタジー作品やバトルシーンが最大の魅力であり見どころでもある作品ではCGが欠かせません。でも、どうもそっちの評価が低い作品が多いのです。

 

これは制作費とCG技術の限界と言わざるをえないような気もします。

 

原作へのリスペクトが足りない?

 

たまに実写化といってもオリジナルストーリーという作品もありますが、まぁ概ね原作に沿った内容であることがほとんどです。

 

ただ、エピソードが変わっていたりは間々あること。特にテレビドラマ以上に尺の短い映画の場合はエピソードを端折るのは仕方ないと言えます。

 

ただ、キャラ設定が変わっていたり原作にはないエピソードにすり替わっていたりすると原作ファンからは反感を買うのも当然でしょう。

 

多少の改変は仕方ないとして、原作へのリスペクトが感じられたらそれはそれで納得できる作品となると思います。

 

実写化で成功した数少ない作品

 

今まで数多くのアニメや漫画の実写化がされてきました。でも、全体で見たら成功例より失敗例の方が圧倒的に多いです。

 

(これはあくまで評価・評判という意味で、興行成績や実際の利益は別とします)

 

では、実写化で成功したと評価されている作品を見てみましょう。

 

  • るろうに剣心
  • 銀魂
  • カイジ
  • キングダム
  • 今日から俺は!!

 

この辺は納得ですね。少女漫画ではちはやふるも評価が高いです。

 

成功だと思う理由として、ストーリーに忠実・キャラクターが合っているという声がひっじょう~に多い!

 

「わたしの幸せな結婚」実写映画のキャストは合っていない?

 

さてそこで、「わたしの幸せな結婚」のキャストである目黒蓮さんと今田美桜さんは原作のイメージに合っているのか⁉という問題です。

 

ファンの方はもちろん出演が決まって嬉しいですね。ひとまずそれは横に置いて検証したいと思います。

 

 

清霞は儚げな美しさを持つ美青年

 

清霞は軍人ではありますが、その容姿は『儚げな美しさ』と初対面で美世も思うほど浮世離れした美形という設定です。

 

凛々しいけど女性的でもある…なんとも微妙な男性…。二次元でこそ存在している少女漫画における王子さまなわけです。

 

目黒蓮さんはもちろんイケメン!でも、清霞じゃない~という声が原作を知っている目黒さんファンからもチラホラ…。

 

ちなみに、誰が清霞のイメージに近いかというとこちらも大方の意見が一致しています。

 

横浜流星さん・吉沢亮さんが圧倒的に多く、京本大我さんという声も次いで多いです。イケメン枠の中でも『美しい』と表現できることがポイントでしょう。

 

美世は自己肯定感がめちゃくちゃ低い

 

美世は磨かれていない原石のような存在です。表情筋死んでる⁉というほど最初は感情が表に出ないんです。

 

覇気もなくて「申し訳ありません」が口癖(?)で、生きる希望なんて全然ない!

 

九堂家に来て少しずつ変わっていきますが、物語が進んだ現在(3巻まで)でもまだ自分に自信を持てない状態です。

 

今田美桜さんはハツラツとしたイメージの女優さんだから、美世とはイメージと違うと感じた人も多いようです。

 

ちなみに、今田美桜さんは美世の妹の香耶の方が合ってるというつぶやきもありました。

 

香耶は美人で異能も発現しています。だいぶ気が強くて美世を苛め倒す性格悪い女の子だけど、確かに漫画のキャラデザインでは合ってると思います。

 

ちなみのこの香耶を誰が演じるのか楽しみにしている人も多いようですよ。

 

では美世は誰がイメージに近いかというと、このサイトで以前有村架純さんが有力、と書きました。外れちゃったけど。

 

浜辺美波さんが美世にピッタリ!という意見もありました。

 

「わたしの幸せな結婚」実写化に否定的な意見

 

では、ここまでで「わたしの幸せな結婚」の実写映画化に否定的な意見をまとめてみます。

 

  1. そもそも実写化にNO
  2. キャストが合わない
  3. 主人公の変更
  4. 主人公がジャニーズ

 

概ねこのような意見です。原作を読んだことのある人ならまず違和感を感じたのが③の主人公の変更では?実はわたしも「ん?」となりました。

 

主人公は美世です。それが『目黒蓮単独初主演』と発表されたからどうして?となったわけですね。せめてW主演では?


清霞は主人公の美世を次第に慈しむようになり、窮地を救うヒーローです。主役変更は原作に対するリスペクトを疑ってしまうのも仕方ないでしょう。

 

④は、まぁこれはアンチの意見というのもありますが、制作陣の思惑が透けてみるのは否めないです。

 

直近の映画では、2021年に公開された『ハニーレモンソーダ』でラウールさんが、2022年公開の『モエカレはオレンジ色』で岩本照さんがそれぞれ単独初主演を果たしました。

 

でも、この2作品も原作漫画では女の子が主人公です。ここにも、推しが単独主演となったら絶対観に行くというファン心理を意識しているのは間違いないでしょう。

 

俳優さんにはまったく罪のないことなんですけどね。

 

まとめ

 

アニメや漫画の実写化に批判はつきものといえます。原作ファンは世界観を壊してほしくないと思うし、二次元でのキャストのイメージが刷り込まれていますから。

 

制作側も批判は覚悟の上!そもそも実写化する一番の目的は新規ファンを獲得することだと割り切るべきでしょう。

 

ビジュアル公開の時点でイメージと違うと感じても、オファーを受けた俳優さんは全力で作品に取り組んでいます。

 

作品全体を観てから評価しても遅くはありませんよね。

 

個人的には清霞が異能を使うシーンはあるのか、原作のどのあたりまで映画化したのかがわかったら観に行くか判断しようかな…。

 

あと、追加キャスト発表を楽しみにしています!

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