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「わたしの幸せな結婚」実写化に対する否定的意見を客観的に分析してみた

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アニメ化に引き続き実写映画が発表された「わたしの幸せな結婚」について。

 

ネット上では賛否両論入り乱れていますね。どちらかというと否定的な意見が多いようです。

 

元々、漫画原作の実写化が発表されるとしょっぱ~い意見が聞かれます。それはなぜか…?

 

「わたしの幸せな結婚」のあらすじと世界観

 

まず、簡単に「わたしの幸せな結婚」のあらすじを紹介します。

 

―あらすじ―

 

主人公「斎森美世」は異能を受け継ぐ名家の長女。しかし美世はその力を発現することなく成長します。

 

生母が亡くなり後妻となった継母と異母妹から、美世は使用人以下の扱いを受けていました。そこへ名門家の当主「久堂清霞」との縁談が持ち上がり、美世は追い出されるように斎森家を後にします。

 

美世は虐げられて育ったから自己肯定感がすごく低く、感情を表すこともないので暗い印象。縁談自体にうんざりしていた清霞は冷たい対応をしてしまいます。

 

でも実家に戻ることもできません。自分にできることといったら料理だけ…。美世は毎日料理を作り続けました。

 

初めは訝っていた清霞も、美世のことが気になり始めます。美世の生い立ちも知ることになり、2人は徐々に心を通わせて行くのでした。

 

実写化を否定する意見では、「わたしの幸せな結婚」では特に

あの世界観は出せない

と、そもそも実写化することをよく思っていない人が多いです。

 

「わたしの幸せな結婚」の舞台は明治後半から大正を思わせる古風な時代。そして特殊な能力(異能)を持つ人々が登場します。

 

美世の生家もその血を受け継ぐ家門で、清霞は特に強い能力を持っているという設定。多分映画でも清霞が異能を使うシーンがあると思います。

 

その清霞の人物像も、全体的に色が薄くほっそりとした容姿を持つ『男性とは思えない儚い美しさ』と描写されています。

 

漫画実写化を反対する声で、なんといってもトップにあがる理由が原作の世界観が壊されるというもの。まさにこの作品でも当てはまります。

 

 

漫画・アニメの原作ファンが実写化を嫌がる理由

 

「わたしの幸せな結婚」に限らず、アニメや漫画の実写化が発表されると原作ファンからは厳しい声が聞こえます。

 

原作ファンが実写化を反対する理由は主にこれ。

 

  1. イメージ通りの配役が期待できない
  2. 世界観の再現が期待できない
  3. 原作の無理な改変
  4. 過去に成功例が少ない

 

キャスティングにげんなり?

 

①のイメージ通りの配役が期待できないというのは、どのジャンルにも言えます。異世界ファンタジー作品も恋愛作品も、どうしても二次元でのイメージが払拭できませんからね…。

 

原作の世界観は壊されると思うべし?

 

過去に実写化の失敗例と言われる作品は数多くあります。最たるところではドラゴンボールでは…。進撃の巨人も酷評されました。

 

ファンタジー作品やバトルシーンが最大の魅力であり見どころでもある作品ではCGが欠かせません。でも、どうもそっちの評価が低い作品が多いのです。

 

これは制作費とCG技術の限界と言わざるをえないような気もします。

 

原作へのリスペクトが足りない?

 

たまに実写化といってもオリジナルストーリーという作品もありますが、まぁ概ね原作に沿った内容であることがほとんどです。

 

ただ、エピソードが変わっていたりは間々あること。特にテレビドラマ以上に尺の短い映画の場合はエピソードを端折るのは仕方ないと言えます。

 

ただ、キャラ設定が変わっていたり原作にはないエピソードにすり替わっていたりすると原作ファンからは反感を買うのも当然でしょう。

 

多少の改変は仕方ないとして、原作へのリスペクトが感じられたらそれはそれで納得できる作品となると思います。

 

実写化で成功した数少ない作品

 

今まで数多くのアニメや漫画の実写化がされてきました。でも、全体で見たら成功例より失敗例の方が圧倒的に多いです。

 

(これはあくまで評価・評判という意味で、興行成績や実際の利益は別とします)

 

では、実写化で成功したと評価されている作品を見てみましょう。

 

  • るろうに剣心
  • 銀魂
  • カイジ
  • キングダム
  • 今日から俺は!!

 

この辺は納得ですね。少女漫画ではちはやふるも評価が高いです。

 

成功だと思う理由として、ストーリーに忠実・キャラクターが合っているという声がひっじょう~に多い!

 

「わたしの幸せな結婚」実写映画のキャストは合っていない?

 

さてそこで、「わたしの幸せな結婚」のキャストである目黒蓮さんと今田美桜さんは原作のイメージに合っているのか⁉という問題です。

 

ファンの方はもちろん出演が決まって嬉しいですね。ひとまずそれは横に置いて検証したいと思います。

 

 

清霞は儚げな美しさを持つ美青年

 

清霞は軍人ではありますが、その容姿は『儚げな美しさ』と初対面で美世も思うほど浮世離れした美形という設定です。

 

凛々しいけど女性的でもある…なんとも微妙な男性…。二次元でこそ存在している少女漫画における王子さまなわけです。

 

目黒蓮さんはもちろんイケメン!でも、清霞じゃない~という声が原作を知っている目黒さんファンからもチラホラ…。

 

ちなみに、誰が清霞のイメージに近いかというとこちらも大方の意見が一致しています。

 

横浜流星さん・吉沢亮さんが圧倒的に多く、京本大我さんという声も次いで多いです。イケメン枠の中でも『美しい』と表現できることがポイントでしょう。

 

美世は自己肯定感がめちゃくちゃ低い

 

美世は磨かれていない原石のような存在です。表情筋死んでる⁉というほど最初は感情が表に出ないんです。

 

覇気もなくて「申し訳ありません」が口癖(?)で、生きる希望なんて全然ない!

 

九堂家に来て少しずつ変わっていきますが、物語が進んだ現在(3巻まで)でもまだ自分に自信を持てない状態です。

 

今田美桜さんはハツラツとしたイメージの女優さんだから、美世とはイメージと違うと感じた人も多いようです。

 

ちなみに、今田美桜さんは美世の妹の香耶の方が合ってるというつぶやきもありました。

 

香耶は美人で異能も発現しています。だいぶ気が強くて美世を苛め倒す性格悪い女の子だけど、確かに漫画のキャラデザインでは合ってると思います。

 

ちなみのこの香耶を誰が演じるのか楽しみにしている人も多いようですよ。

 

では美世は誰がイメージに近いかというと、このサイトで以前有村架純さんが有力、と書きました。外れちゃったけど。

 

浜辺美波さんが美世にピッタリ!という意見もありました。

 

「わたしの幸せな結婚」実写化に否定的な意見

 

では、ここまでで「わたしの幸せな結婚」の実写映画化に否定的な意見をまとめてみます。

 

  1. そもそも実写化にNO
  2. キャストが合わない
  3. 主人公の変更
  4. 主人公がジャニーズ

 

概ねこのような意見です。原作を読んだことのある人ならまず違和感を感じたのが③の主人公の変更では?実はわたしも「ん?」となりました。

 

主人公は美世です。それが『目黒蓮単独初主演』と発表されたからどうして?となったわけですね。せめてW主演では?


清霞は主人公の美世を次第に慈しむようになり、窮地を救うヒーローです。主役変更は原作に対するリスペクトを疑ってしまうのも仕方ないでしょう。

 

④は、まぁこれはアンチの意見というのもありますが、制作陣の思惑が透けてみるのは否めないです。

 

直近の映画では、2021年に公開された『ハニーレモンソーダ』でラウールさんが、2022年公開の『モエカレはオレンジ色』で岩本照さんがそれぞれ単独初主演を果たしました。

 

でも、この2作品も原作漫画では女の子が主人公です。ここにも、推しが単独主演となったら絶対観に行くというファン心理を意識しているのは間違いないでしょう。

 

俳優さんにはまったく罪のないことなんですけどね。

 

まとめ

 

アニメや漫画の実写化に批判はつきものといえます。原作ファンは世界観を壊してほしくないと思うし、二次元でのキャストのイメージが刷り込まれていますから。

 

制作側も批判は覚悟の上!そもそも実写化する一番の目的は新規ファンを獲得することだと割り切るべきでしょう。

 

ビジュアル公開の時点でイメージと違うと感じても、オファーを受けた俳優さんは全力で作品に取り組んでいます。

 

作品全体を観てから評価しても遅くはありませんよね。

 

個人的には清霞が異能を使うシーンはあるのか、原作のどのあたりまで映画化したのかがわかったら観に行くか判断しようかな…。

 

あと、追加キャスト発表を楽しみにしています!

「マイファミリー」濱田岳の妻役は元宝塚トップスター珠城りょう!その魅力に迫る

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二宮和也さん主演のTBSの日曜劇場ドラマ「マイファミリー」(日曜後9・00)は好スタートを見せています。

 

作中で、元刑事で鳴沢夫妻の友人東堂(濱田岳さん)の妻を演じることになった珠城りょうさんは元宝塚のトップスター!

 

その魅力に迫ってみたいと思います。

 

 

珠城りょうプロフィール

 

まず、珠城りょうさんの生年月日、出身地、経歴を簡単にご紹介します。

 

  • 生年月日―1988年10月4日
  • 身長―172cm
  • 血液型―B型
  • 出身地―愛知県蒲郡市
  • 経歴―2006年宝塚音楽学校入学・08年宝塚歌劇団に94期生として入団、16年月組トップスターに就任、2021年8月退団
  • 2022年芸能事務所ケイパークに所属

 

天海祐希に継ぐスピード出世

 

珠城りょうさんは入団9年目で月組トップスターに就任しています。これは天海祐希さんに継ぐ異例のスピード出世です。

 

新人公演で5度の主演を務めていて、若手の時から注目されていました。受賞歴も4度あります!

 

  • 2014年「宝塚歌劇団年度賞」2013年度新人賞
  • 2015年「宝塚歌劇団年度賞」2014年度努力賞
  • 2018年「阪急すみれ会パンジー賞」2017年度男役賞
  • 2020年「宝塚歌劇団年度賞」 – 2019年度優秀賞


歴代トップスターの中でも大人気

 

宝塚出身で今も女優として大活躍している俳優さんはたくさんいます。

 

その中でもトップスター、いわゆる男役を演じていた女優さんで有名なのはなんといっても天海祐希さんですね。

 

天海祐希さんも月組でした。最近の月組歴代トップスター人気ランキングで1位に輝いていますが、2位に名を挙げているのが珠城りょうさんです。

 

珠城りょうの男役の特長はズバリこれ!

 

珠城りょうさんは172cmと高身長で、体格も女性として肩幅もありはどっしりしています。

 

宝塚の舞台では娘役をリフトするシーンもけっこうありますが、その安定感は評判でした。

 

さらに殺陣や銃を扱ったシーンでは、その精悍さは観客を魅了しました。武器ジェンヌと呼ばれていたとか…。

 

宝塚の男役は皆がみんな体格が良いわけではありません。

 

アイフルのCM「そこに愛はあるんか?」でおなじみの大地真央さんは身長166cmで女性としては高いほうだけど骨太という感じではないですね。

 

個人的に好きな女優の真矢ミキさんも元宝塚トップスターです。真矢さんも身長は166cmで大柄ではないです。

 

所属事務所ケイパークとは

 

珠城りょうさんは宝塚退団後、ケイダッシュの関連会社ケイパークに所属。ケイパークには渡辺謙さんを父、杏さんを妹に持つ渡辺大さんも所属しています。

 

現在は渡辺大さんと珠城りょうさんが2枚看板というかんじ?

 

ケイパーク公式サイト

 

珠城りょうのへの期待

 

宝塚トップスターは退団後、女優として活躍するのは大変だという意見を多く聞きます。

 

舞台女優として活躍している元トップスターは案外多いと思いますが、テレビや映画で…となると限られてくるのも事実です。

 

宝塚トップスターが女優業で苦戦する?

 

宝塚は現在花組・月組・雪組・星組・宙組の5つの組があります。(別に専科もある)

 

退団後はそれぞれの道に進みますが、やっぱり芸能関係が多いようです。舞台やミュージカルの道をメインに今でも活躍している元トップスターも数多く存在します。

 

ただ、テレビや映画で有名になる人は案外少ないな、というのが正直な感想。それは昔から思ってました。

 

幼い頃、祖母に連れられて東京公演をよく観に行きました。当時は鳳蘭さんや汀夏子さん、安奈淳さん、榛名由梨さんの黄金期。

 

ベルばらが初公演のあたりです。(「ベルばら四強」と呼ばれていました)

それぞれの退団後はこちら。

 

  • 鳳蘭さんはミュージカルや演劇を中心に活動
  • 汀夏子さんはコンサートやディナーショーを中心に、テレビ、ラジオ、講演などタレントとしても幅広く活動
  • 安奈淳さんは舞台、テレビドラマで活動していましたが膠原病の一種で療養を余儀なくされ、現在はシャンソン・ジャズ歌手として活動しています。
  • 榛名由梨さんも演劇舞台を中心に活動

 

「芸能」という範囲ではそれぞれが活躍していると言えますが、テレビという媒体での露出は多くはないので認知度では弱い気がします。

 

先述したように、天海祐希さん、大地真央さん、真矢ミキさんは元宝塚トップスターの中ではテレビや映画で成功した少数派といえるのではないでしょうか。

 

珠城りょうはどの道を進むのか

 

上記にあげた天海祐希さん、大地真央さん、真矢ミキさんは退団後三者三様の歩み方をしています。

 

天海祐希は別格だった

 

天海祐希さんは宝塚時代、通常10~15年かかると言われているトップスターの座を入団7年目で就任しました。これは異例のスピード出世です。

 

1995年に28歳という若さで退団しました。当初は舞台ではなくテレビや映画など映像にこだわっていたそうです。宝塚のイメージを払拭したかったのかもしれません。

 

171cmという高身長のため、女優として個性を出すのに苦労していました。今では格好いい女性というイメージで、女刑事や女弁護士といった役柄がピッタリですね。

 

大地真央はミュージカル女優でもスターに

 

大地真央さんといったら今はアイフルのCMの「女将さん」で若い人にも知られていますね。

 

ただ、個人的にですが彼女は退団後もずっと第一線で活躍しているイメージが強いです。ミュージカル女優に自然に転向できたケースでは?

 

大地真央さんの当たり役と評されている『マイ・フェア・レディ』のイライザや『風と共に去りぬ』のスカーレットは美しかった…。

 

真矢ミキは戦力外通告を受けていた

 

真矢ミキさんはいろいろな役をこなしてきていますが、『理想の上司』というイメージが強いようです。過去にアンケートでも上位に上がっています。

 

宝塚時代は、現在の姿からは想像できないと思いますが『ザ・男役』という程男臭い男役だったんです。

 

2003年に『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の女性管理官沖田仁美で登場したときはちょっと衝撃でした。

 

ジゴロやキザな男がピッタリだった真矢ミキが、色っぽい官僚になってる~っ!って…。

 

宝塚退団後、真矢ミキさんは大手芸能事務所に所属しますが、舞台やミュージカルを断っていたこともあって仕事に恵まれませんでした。

 

そしてついに戦力外通告を受けてしまいます。その頃、踊る大捜査線のオーディションを受け、見事復活を遂げたんですね。

 

珠城りょう直近の活動

 

珠城りょうさんの今後の芸能活動については『マイファミリー』に出演決定の他、4/30から1stコンサート「CUORE」が大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開催されます。

 

 
 
 
 
 
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また、8月~9月にかけて宝塚のOGによる公演の『8人の女たち』(サンシャイン劇場)に出演することも決まっています。

 

テレビドラマでの女優業、舞台、ライブと多忙を極めています。インタビュー記事を読むと、音楽が大好きのようです。今後もライブを続けていってくれそうですね。

 

また、男役として長年舞台に立っていて使う筋肉が違うともインタビューで仰ってました。女優として舞台に立てる体になることが目標だとか!

 

それは歌に関しても同じで、退団後はそれまでと違うキーでボイトレにも励んでいるそうです。

 

 

まとめ

 

珠城りょうさんはインタビューなどからも、とても謙虚な人柄であることが伝わってきます。

 

舞台や音楽ライブが本当に好きなんだな、と感じますが、オファーがあればいろいろなことにチャレンジしてみたいと豊富も語っていました。

 

宝塚時代はお化粧や服装も男性寄り(中性っぽく?)でしたが、退団後はメイクも女性らしくなって美人度アップですね。

 

宝塚のトップスターを5年努めていた実力派。テレビでの露出が全てではありませんが、テレビドラマや映画で活躍して欲しいなと思います。

21日スタート!ドラマ『やんごとなき一族』松本若菜演じる美保子に注目!

娯楽・レジャー

2022年4月21日スタートの春ドラマ、土屋太鳳さんと松下洸平さん主演の『やんごとなき一族』が明日スタートです。

 

個人的に注目しているのは深山家の長男明人の妻「美保子!」今回は彼女にスポットを当てて考察したいと思います。

 

『やんごとなき一族』美保子の人物像

 

まず、美保子は深山家の長男である明人の妻です。実家は老舗の和菓子屋で身分的には遜色ありません。

 

明人と結婚した理由

 

明人はすでに深山不動産で働いていて、誰もが後継者だと思っていました。実際、後継者が暮らすという別宅に夫婦で住んでたし…。

 

いきなり帰ってきた次男夫婦が使うからと言って追い出されちゃったんだから同情もしますよね。代わりにと、タワマンを貰ったんですけど。

 

明人と結婚した理由は、深山家の跡継ぎだと思ったからです。明人は大人しくて優柔不断な性格で、圭一は後継者には健太の方が相応しいと思っています。

 

でも、美保子はなんとしてでも明人を後継者にしたい!

 

そつなく嫁をこなしていた

 

深山家の嫁ってとんでもなく大変です。圭一の妻、一家の女主人ともいうべき久美でさえまるで家政婦扱い。

 

原作では祖母の八寿子だけでなく、圭一の妹で独身の春菜まで同居しています。嫁はいつまで経っても嫁!

 

八寿子も元は嫁だったけど、当主の母ということでさすがに尊重されているけど、圭一にそう簡単に意見を言ったりしません。

 

美保子は佐都が後継者の嫁として深山家にやってくるまで、その「嫁」をそつなくこなしていました。

 

佐都を引きずり降ろそうとする

 

美保子はいじめキャラなんですが、陰湿ないやがらせをするタイプ。面と向かって言葉攻めをするんじゃなくて、大事な席でわざと失敗するように仕向けるんです。

 

まぁ、本性は最初の頃にあっけなく暴露されますけど。圭一が後継者には健太を考えていると公表したときに取り乱して、三男大介の嫁リツコと取っ組み合いの喧嘩になるという騒動を起こします。

 

リツコは大手ホテルチェーンの一人娘だけど美保子は成金だと見下していました。そのくらい地位と名声に強いこだわりを持っているのです。

 

 

『やんごとなき一族』美保子の秘密とは

 

公式サイトでのキャスト紹介でも、美保子には秘密があると書かれています。実はこの『秘密』はひとつではありません。

 

さらに、最新話でも秘密がもうひとつ増えちゃう!

 

実は健太が好きだった

 

数年前、美保子は大介が通っていたK大のイベントサークルで健太に一目惚れしました。この時は声をかけそびれたのですが明人とは会話を交わしています。

 

長男と知って一瞬色めきますが、見た目も言動もぱっとしない明人に「ナイわ」と思ったのです。

 

なんとか健太と近づこうと、深山家御用達の呉服屋の常連になった美保子に数年後待望の縁談が持ち上がりました。

 

でも相手は明人。その時に健太は家を出ていて恋人がいることを知ります。美保子は健太をあきらめて明人と結婚することを選びました。

 

和菓子屋の養女だった

 

もうひとつの秘密が、美保子は養女ということ。母が万屋寿庵の後妻でその連れ子でした。圭一も明人もそのことは承知です。

 

ただ、実母が後妻におさまったのは美保子の悪巧みのおかげだったのです。

 

美保子の母親は万屋寿庵の跡取りの愛人でした。当時高校生だった美保子は、母を正妻の座に就けようと画策します。

 

なかなかひどい手も使いました。陥れたという表現がぴったり!そのせいで正妻は精神を病んでしまいます。

 

有沙の婚約パーティーの席で、偶然深山家の面々に知られることになりました。

 

手の平を返したように美保子に対して嫌悪感を持つ家族もいますが、このことが明人を奮い立たせるきっかけにもなります。

 

男の子さえ産めば…

 

美保子は最初は圭一と手を組んでいるように見えました。佐都を深山家から追い出すという同じ目的を持っているから。

 

ところが圭一の本音は佐都を追い出すことだけ。圭一を後継者にするという気持ちはそう簡単に変わりません。焦った美保子は禁じ手を使います。

 

圭一との間に子供はできずにいました。男の子が生まれれば一挙に形勢逆転できる可能性が高くなると考え、こっそり精子提供を受けてしまうのです。

 

松本若菜がどう演じてくれるのか期待!

 

やんごとなき一族美保子役松本若菜

 

野心の塊のような女性、美保子を演じるのは女優の松本若菜さん。松本さんはコウノドリで倉崎恵美役を演じていた美人女優さんです。

 

ちょっと意外だったのは松本若菜さんは1984年生まれの38歳!美人は若く見えます。

 

デビューは2007年、『仮面ライダー電王』での野上愛理という役。2022年にNetflixで実写ドラマ化された『金魚妻』の田口慈子役でも出演しています。

 

また、7月にテレ東で放送予定の『復讐の未亡人』の主演も発表されました。名バイプレーヤーという印象ですが、今波に乗っているという感じですね。

 

実力派女優なので、美保子をどう演じてくれるのか期待が高まります。あくどいことを考えるし卑怯なことをするけど、深山家のしきたりに従って嫁を努めてきたのも確か。

 

それがいきなりやってきた庶民の佐都に将来の女主人の立場を取られようとしているんだから…。

 

健太に恋人がいると聞いた時、美保子はてっきりどこぞの令嬢だと思い込みました。健太さんなら当然か…って諦めたんです。

 

ところが相手が食堂の娘!庶民中の庶民だから余計に許せないわけです。健太への気持ちは残っていないと思うけど、佐都だけは許せない。

 

まぁ、そもそも健太のことを好きになったのも高スペックというのが大きいと思いますけどね。

 

その辺の解釈によって演じ方も変わってくるだろうから、松本若菜演じる美保子は絶対悪と映るのか、同情する面を押し出すのか気になるところです。

 

まとめ

 

いよいよ明日放送の『やんごとなき一族』。主演の土屋太鳳さんと松下洸平さんは原作漫画の主人公にピッタリだなと思います。

 

佐都は美保子との絡みが多いと思うので、松本若菜さんがどう美保子を演じるのか興味津々です。

 

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ネトフリ(Netflix)で4/21から配信の『ヒヤマケンタロウの妊娠』に注目!原作漫画もチェック!

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坂井恵理先生の同名マンガ「ヒヤマケンタロウの妊娠」を実写化した本作は、Netflixで2022年4月21日から配信スタートします。

 

漫画を読んで、非現実的だけど興味深いテーマだなーと思っていました。

 

「ヒヤマケンタロウの妊娠」のストーリー

 

男も妊娠・出産するようになった世界のお話しです。主人公桧山健太郎は高スペックのエリート。シングルを謳歌していました。

 

ところがある日妊娠したことが判明します。男に妊娠は可能ではあってもその確率は女性の10分の1。

 

妊娠した男性に対して世間はまだまだ偏見の目を向けます。健太郎も堕胎をするつもりだったのですが、自分の居場所を見つけるため出産を決意しました。

 

主要登場人物
桧山健太郎 本作の主人公。独身エリートだかある日妊娠が判明。出産を決意する。
瀬戸亜季 健太郎のお腹の母親、子供嫌い
川端みずき 通勤電車で知り合った妊婦。二股をかけられている
内海翼 通勤電車で健太郎を見かけた高校生。中絶手術を受けたばかり
宮地紀子 主婦、二人目の子供を夫が妊娠中

 

ヒヤマケンタロウの妊娠

(ebookへジャンプします)

「妊娠」「出産」。他人事だと思っていませんか?男が妊娠・出産するようになり、早10年。エリートサラリーマン桧山健太郎(ひやま・けんたろう)は、自分が妊娠したことを機に、世間の「男の妊娠・出産」に対する偏見を目の当たりにする。最初は自分の居場所を作るため、出産を決意した桧山だったが、その行動は、すこしずつ、周りの人を、そして自分自身を変えていき……?

 

実写「ヒヤマケンタロウの妊娠」キャスト

 

Netflixシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」のキャストこちらです。

 

  • 桧山健太郎―斎藤工
  • 瀬戸亜季―上野樹里

 

健太郎の両親役は筒井真理子とリリー・フランキーです。原作では健太郎の父親は誕生前に亡くなっています。

 

リリー・フランキーが父親役ということで、ドラマオリジナルの展開がありそうですね。

 

また、健太郎の勤務先も設定が変更されています。原作では大手レストランチェーンですが、ドラマでは広告代理店です。

 

その他出演者―岩松了、高橋和也、宇野祥平、山田真歩、細川岳、前原滉、森優作、山本亜依、伊勢志摩、篠原ゆき子、橋本淳、小野ゆり子、木竜麻生、斉木しげる、根岸季衣

(敬称略)

 

 

原作「ヒヤマケンタロウの妊娠」の感想とドラマの考察

 

原作漫画は『BE・LOVE』(講談社)にて2012年17号より同年23号まで連載されていました。1巻完結で短編といえます。

 

(続編として『ヒヤマケンタロウの妊娠 育児編』が同誌2019年9月号より2020年10月号まで連載、2巻完結)

 

原作の感想

 

登場人物たちのそれぞれの心の揺らぎや葛藤の描写はあるけれど、比較的淡々と進んでいきます。

 

そのためスラスラと読めてしまいますが、リアルな社会の現状が描かれていて結局人間って当事者にならないとわからない…という展開が繰り返されます。

 

健太郎は妊夫になって、悪阻を理由に遅刻の連絡を入れてきた女性社員に対して無慈悲なことを言う部下を苦々しく思うのです。

 

他の登場人物にも同じことが言えます。夫婦で順番に妊娠した宮地夫妻もまさにそれ―。

 

原作は健太郎を中心にその周りの人たちのエピソードもオムニバスのようにそれぞれ描かれていて、いろんな立場から妊娠を捉えています。

 

それぞれ気付きがあるけれど、健太郎自身が妊夫になってみて初めてわかった(妊娠しなかったらわからなかった)と何度か吐露しています。

 

現在でも妊婦に対する変な思い込みや、子供の父親である夫ですらまるで他人事にような考えでいる人が少なくありません。

 

男が妊娠するという奇想天外な設定ではありますが、社会全体へのメッセージだと受け止めて、安心して妊娠出産ができる社会になって欲しいと思いました。

 

ドラマ考察

 

原作では健太郎は大手レストランチェーンの管理職という設定です。自らの妊娠を仕事に生かして妊夫や出産した男性が気軽に立ち寄れるカフェを立ち上げました。

 

ドラマでは広告代理店勤務だからこの設定はなくなるということでしょう。ただ、マスコミにカミングアウトして妊夫の知名度をあげようとする件はあると思います。

 

あとは、原作では出てこなかったリリー・フランキーさんですね!ここは完全オリジナルなのでどう描かれるのでしょうか。

 

テーマは社会派ですが、コメディ要素も強めな作品ということで今からとっても楽しみです。

 

予告編はこちらでご覧になれます⬇

Netflix「ヒヤマケンタロウの妊娠」公式

 

まとめ

 

以前読んで面白いな、と思った漫画が実写化されると興味が湧きますよね。

 

『ヒヤマケンタロウの妊娠』は1巻完結という短い作品。健太郎や亜季が妊娠にどう向き合ってどう気持ちが変化していったのか、細部までは描かれていません。

 

大筋とキャラクターデザインは原作に添っていると思いますが、監督や脚本家、演者がどう世界観を表現してくれるのか楽しみです。