母の日の贈り物といったらカーネーションですね。プレゼントを別に用意したとしても、一緒に贈る人も多いはず。
でも、実は貰った母の本音はカーネーションだけじゃあちょっと…と感じている人も少なくないのです。
最近はカーネーション以外の花をアレンジメントして贈る人も増えているし、花屋さんもおすすめしています。
母の日にカーネーションを贈るのはなぜ?
そもそも、なぜ母の日にカーネーションを贈ることが定番になったのでしょうか?
5月第2日曜日が母の日になった理由
『5月の第2日曜日が母の日』当たり前のようになっていますが、発症はアメリカです。
1914年に当時のウェストバージニア州の知事が「5月の第2日曜日を母の日にする」と宣言し、翌1915年に法案が施行されました。
母の日にカーネーションを贈ることになったのは?
そのきっかけとなったのが、アンナ・ジャービスという一人の娘が亡き母の祭壇に白いカーネーションを捧げたことがはじまり。
彼女の母は南北戦争で負傷した兵士たちをケアし、「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げ敵兵のケアまで行ったという敬虔なクリスチャンで母の鑑とも呼ぶべき人物でした。
アンナの行動に感動した人々が『母親のための祝日を設ける運動』を始め、アメリカ全土に広がっていったのです。
そのため、当初は母へ贈る花は白いカーネーションでした。
後に、亡くなった母には白いカーネーション、健在な母には赤いカーネーションというのが定番となったのです。
カーネーション以外の花を贈ってもいいの?
日本には明治後期から大正初期に母の日が広まりました。もうすっかり定着していますね。
さて、母の日に贈る花はカーネーションじゃないとダメなのかというとそんなことはありません。実際、アンケートでも他の花を望む母の本音が見られます。
もちろん、カーネーションの花束も嬉しいことには変わりないですよ!
オススメの花と花言葉
お母様の好きな花を知っていたらそれを選べば間違いありません。でも、せっかく母に感謝を伝える日なので、花の持つ『花言葉』にもこだわりたいですね。
母の日の花束にオススメの花とその花言葉を紹介します。
バラはいくつになっても嬉しいギフト
バラは女性がもらって一番嬉しい花といってもいいでしょう。バラ全体の持つ意味は『愛・美』です。でも、色によって、贈る本数によって意味も違ってきます。
- 赤―愛情・美・あなたが大好きです
- ピンク―感謝・上品・幸福
- 白―純潔・深い尊敬
- オレンジ―絆・信頼・健やか
108本のバラはプロポーズの意味があることは知られていますね。ドラマや映画でもちょいちょい出てきます。
このようにバラを贈る時は本数によって意味が異なることを覚えておきましょう。母の日に贈る最適な本数は、ズバリ8本!
8本のバラにはあなたに感謝していますという意味があります。
参考までに―。
- 5本…あなたに会えて嬉しい
- 11本…最愛の人
- 14本…誇りに思う
それ以上の本数はごっつくなるので割愛します。
ユリは聖母マリアの象徴
ユリ全体の花言葉は『純潔』『無垢』『威厳』です。白いユリは『マドンナ・リリー』とも呼ばれています。
注意する点をいくつか。他の色はなかなかネガティブなものがあります。
- 赤・ピンク―虚栄心
- 黄色の―偽り・陽気
- オレンジ―華麗・愉快・軽率
個人的はあまり気にしませんが、母の日に贈るには白いユリが無難です。
ただ、白いユリだけだと葬儀をイメージする人もいるので、他の花とあわせてアレンジすると良いですね。
ガーベラは多彩なカラーバリエーション
ガーベラ全体の花言葉は『希望』『前進』で、色別に見てもポジティブはものがほとんどです。安心して贈ることができますね。
色別の花言葉はこちら。
- ピンク―感謝・思いやり・崇高な愛
- オレンジ―冒険心・神秘
- 赤―神秘・前向き・挑戦
- 黄色―究極美・究極の愛
- 白―希望・律儀・純潔
実はガーベラもバラと同じように贈る本数によって意味があります。
- 1本…あなたが運命の人
- 3本…愛しています
- 4本…一生愛し続ける
- 6本…あなたに夢中です
- 8本…思いやりに感謝
- 9本…いつも一緒にいたい
- 11本…最愛
あんまり気にしなくていいと思いますけどね。
アジサイは近年人気!
最近は母の日にアジサイを贈ることが増えています。それはアジサイ全体の花言葉が『家族団らん』を意味しているからでしょう。
- 青―辛抱強い愛情
- 白―寛容
- ピンク―元気な女性
実はアジサイには『移り気』『浮気』というネガティブな意味も持ちます。これは咲き初めから色を変えていくから。
ただ、小さな花が集まっているように見える様子から、先ほども紹介したように家族団らん、和気あいあいというポジティブな意味を重視することが多いようです。
カスミソウはボリュームアップだけじゃない!
カスミソウは他の花と組み合わせてブーケやフラワーアレンジメントに使われることが多いですね。
カスミソウ全体の花言葉は『感謝』『幸福』です。色によって違う意味がありますが、ネガティブなものはありません。
- 白―感謝・幸福・清らかな心・無邪気・親切
- ピンク―切なる願い・感激
- 水色―清い心
黄色のカスミソウには特別は花言葉はつけられていませんが、ポジティブなイメージととらえて大丈夫です。
さりげなくカードを添えましょう
せっかく花言葉で感謝の気持ちを伝えたいと思ったのなら、ぜひカードを添えて欲しいと思います。
『お母さんありがとう』だけじゃそっけないし、かといってツラツラと長く書くにも…というときは、花束に選んだ花の花言葉を添えるとさりげなく伝えることができます。
まとめ
私は母となっているので、贈る側でもあり贈られる側でもあります。娘が選んでくれたものなら何でも嬉しいのが本音。
花言葉を調べながら一生懸命選んでくれたのかと思うと、それだけで胸が熱くなります。